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味噌汁革命

コロナ禍となって様々な活動が制限されるようになりましたが、子供の学校生活も同様でした。特に家庭科の授業での調理実習はここ2年くらいまともに出来ていないようです。その代わりに自宅で作り写真を貼ってレポートを提出する様になっています。

先日、「味噌汁を作る」という課題が出されました。学校の授業で、作り方や具材は考えてレポート用紙にまとめてきていたので、自宅ではその通りに作っていくだけでした。

まず初めに鍋に昆布と煮干しと水を適量入れました。その後レシピでは弱火で20分かけて出汁をとるとなっていました。私は、いつもならだしパックをポンと入れ強火でガンガン沸騰させていました。だから今回も、弱火にしたところで時間もかかるし、たいして味は変わらないと思ったので、子供に「強火でやっちゃわない?」とコンロの火を強火にしました。しかしながら、子供には書いてある通り弱火にしようと言われたので、今回だけと思い、従うことにしました。その後は手順通り、具材を入れ、味噌をとく際も普段は味噌こし器は使っていないのでザルで代用し、無事に完成しました。

そして、特に期待することなく、味噌汁を飲んだ時、あまりの美味しさに驚きました。同じ様な材料を使っているのに、火加減や少しの手間でこんなにも味が変わるものだと思いました。その後は、多少の時間はかかっても味には代えられずじっくり出汁を取るようになりました。

コロナ禍で、不便なこともありますが、当たり前の日常を見直すことが出来て悪いことばかりではないなぁと思いました。

 

T.M.