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春の朝

コロナの自粛が緩和されるのを待ちわびたのかのように今年の春は早かったですね。桜便りが聞こえてきたと思ったらあっという間の満開。

 

今月初めの早朝、散歩ついでに近くの中学校に咲く桜を見てきました。この桜は震災復興事業のひとつで門外不出とも言われる高遠の桜。空に向かって咲き誇る花の美しさに涙が出そうになりました。

 

帰り道、土手側を見るとこちらには土筆が一面に。こんなに?!と驚きつつ周りを見るとタンポポも咲いていて春爛漫。

あぁ、私はこんな身近な春を感じることさえも忘れていたのだわ。

 

ふと、バレエを始めて何年経ったのかしらと思う。初めの頃バレエ用語を聞き取る事さえ大変で覚えて帰ってひと満足。それを調べてまた満足。

それが出来るかは全くの別問題。

絵も下手な私は棒人間で図解し説明を書いていく。

選ばれしバレエノートは某銀行のキャラクターだったコツコツくんノート。この為にあったのだとばかりに使ってみました。

 

少しずつ、ほんのミクロ単位の少しずつを積み重ねたつもりでいたけれどコロナでおやすみし、家の事情もありなかなか参加出来ずに停滞…ではなく振り出しに戻る。

 

このところ世の中の変化にも驚くばかりでついていけず「老い」が頭をよぎります。この先私のバレエはどうなるのかしら。

覚えの悪い私に何度も教えてくださる先生方。それに付き合いつつバックアップまでしてくれるお仲間。ジュテの皆さんに甘えさせていただくしかないのだわ。それに対し何の恩返しも出来ないと思うけれど私が何かひとつでも出来たら皆んなに喜んでいただけるかな。

素敵なジュテの仲間でいられることを思うとまた涙が出そうな春の朝でした。

   Mm³